LINEで予約
シミ肝斑治療

トラネキサム酸の1日量は?肝斑へのクリニック処方の重要性

はじめに

トラネキサム酸は、症状や治療目的によって適切な1日量が異なり、医師の診断に基づいて決定されます。

肝斑治療では、750mg/日でも改善効果が報告されています。当院では、1日750mg(250mgを1日3回)を基本処方として採用しています。

大切なのは、量を増やすことではなく、肌の状態や既往歴、併用薬を確認し、ご自身に合った服用量と期間で治療することです。

トラネキサム酸の1日量

クリニックによって処方量は異なります。当院では、以下を基本として、患者様の状態や服薬の継続しやすさに応じて調整しています。

項目当院の基本処方
1回の服用量250mg
服用回数1日3回
1日量750mg
服用期間医師の指示に従う
30日分の薬剤費1,500円(税込)
当院のトラネキサム酸処方。1日3回、1日量750mg前後(250mg×3回)。服用期間は医師の指示に従う。30日分の薬剤費1,500円。
画像をタップすると拡大できます。

当院はほぼ原価にて提供しているため、薬の処方のみはできません。

750mg/日でも肝斑への効果が報告されています

2023年に発表された研究(ランダム化比較試験6件・計599名を統合したネットワークメタアナリシス)では、750mg/日を12週間服用する方法が、肝斑の改善における至適用量・期間として推定されました。

出典

なぜクリニックでの処方が大切なのか

トラネキサム酸を含む市販薬はドラッグストアなどで購入できます。一方、クリニックでは、医師が肌の状態や体調を確認し、服用の可否や治療内容を個別に判断します。

クリニックで相談するメリットは、単に高い用量を処方できることではありません。安全性を確認し、必要に応じて他の治療と組み合わせられることが大切です。

理由内容
服用量を個別に判断できる肌の状態や体質に応じて処方を調整します。自己判断での増量は避けてください。
副作用リスクを確認できる既往歴や併用薬を確認し、服用の可否を判断します。服用中の体調変化も相談できます。
併用治療を検討できる肌の状態に合わせて、内服薬・外用薬・レーザーなどを組み合わせた治療計画を立てられます。
服用期間を調整できる効果と副作用を確認しながら、継続・中止・処方変更を判断します。

当院ではMIINレーザーと内服を組み合わせて治療します

当院では、トラネキサム酸の内服による肝斑へのアプローチに加え、肌の状態に合わせたMIINレーザーを組み合わせて治療します。

内服とレーザー、それぞれの役割を踏まえ、肝斑の状態やシミの混在、ご希望に応じた治療をご提案しています。

内服だけで改善が見られない方も、自己判断で増量せず、治療内容をご相談ください。

服用期間の目安と効果発現

トラネキサム酸による肝斑治療では、医師の管理下で約3ヶ月(12週間)を一つの目安に効果を評価します。

2023年の研究では、750mg/日を12週間継続する方法が至適用量・期間として推定されました。また、効果判定のために約3ヶ月の治療期間を確保し、必要に応じて6ヶ月までの継続を検討する考え方が示されています。

改善は服用開始後1〜2ヶ月頃から確認されることがありますが、数週間で変化が乏しくても、すぐに効果がないとは判断できません。 臨床研究では8週・12週時点で改善が確認されており、写真などで経過を比較しながら評価することが大切です。

項目目安
改善が確認され始める時期1〜2ヶ月頃から。個人差があります。
効果を評価する期間約3ヶ月(12週間)を一つの目安に評価
その後の継続改善の程度と安全性を確認し、必要に応じて6ヶ月まで検討
6ヶ月を超える服用長期の有効性・安全性に関する根拠は限られるため、個別に判断

当院でも、肌の変化や体調を確認しながら、継続・中止・治療内容の変更を判断します。

出典

注意事項(必ず確認)

トラネキサム酸は、すべての方が服用できる薬ではありません。処方前には、持病や過去の病気、現在服用している薬について医師へ伝えてください。

特に、血栓症の既往がある方、ピルを服用中の方、妊娠・授乳中の方は、服用前の確認が必要です。

注意点対応
血栓症の既往がある方必ず医師に伝え、服用の可否を確認してください。
妊娠・授乳中の方服用前に医師へ相談してください。
ピル服用中の方薬の名称を医師に伝え、併用の可否を確認してください。
他の薬を服用中の方市販薬やサプリメントも含め、服用しているものを伝えてください。
服用中に体調が変化した場合服用を中止し、医師・薬剤師へ相談してください。

服用中に気になる症状が出た場合は、そのまま飲み続けずに相談しましょう。副作用への配慮のためにも、自己判断での増量や長期服用は避けてください。

まとめ

トラネキサム酸による肝斑治療では、服用量の多さだけでなく、肌の状態に合った治療と安全性の確認が大切です。

750mg/日でも肝斑への効果が報告されており、当院ではこの量を基本処方として採用しています。30日分の薬剤費は1,500円(税込)です。

治療では、約3ヶ月を一つの目安に効果を評価し、その後の継続は肌の状態と安全性を確認して判断します。

当院では、MIINレーザーとトラネキサム酸の内服を組み合わせ、治療経過を確認しながら肝斑の改善を目指します。

服用量や期間に迷っている方、現在の治療で変化を感じにくい方は、ご相談ください。

Q&A

Q1. クリニック処方薬と市販薬では、1日量が違うのですか?

A. クリニックによって処方量は異なります。クリニックでは医師が肌状態や既往歴、併用薬を確認し、服用の可否や期間を判断する点が大切です。

Q2. 肝斑治療の場合、750mg/日でも効果はありますか?

A. はい。750mg/日でも肝斑への効果が報告されており、当院でも750mg/日で処方しています。

Q3. トラネキサム酸は、多ければ多いほど効果がありますか?

A. 量が多ければよいわけではありません。750mg/日でも効果が報告されています。副作用への配慮も必要なため、自己判断で増量しないでください。

Q4. トラネキサム酸を長期的に服用しても大丈夫ですか?

A. 長期服用については医師の判断が必要です。副作用のリスクもあるため、自己判断で続けないでください。

特に肝斑治療では、効果の確認や安全性のチェックのために、定期的に医師の診察を受ける必要があります。

参考文献

この記事の監修者

内藤涼香医師

内藤涼香医師いやしば美容皮膚科 御茶ノ水院

東京慈恵会医科大学卒業

大手美容クリニックにて1,000名を超える診察・治療を担当。画一的な治療ではなく、肌診断に基づいた的確なアプローチで、シミ・肝斑、ニキビなどお肌の悩みに向き合っています。

医師紹介を見る

関連記事