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熱破壊式と蓄熱式の違いは?~効果の違いやメリット・デメリットまで徹底解説~

医療脱毛における 熱破壊式蓄熱式 は、どちらもレーザーの熱で毛根にダメージを与える方式ですが、その アプローチ(仕組み)や効果の出方痛みの感じ方 などに違いがあります。

項目 熱破壊式 蓄熱式 (SHR方式など)
仕組み・
ターゲット
高出力 のレーザーを
単発 で照射し、
毛乳頭・毛母細胞 などの
発毛組織を破壊
低出力 のレーザーを
連続的 に照射し、
発毛の司令塔である
バルジ領域 を破壊
痛みの

感じ方

強い。
輪ゴムでバチンと
弾かれたような痛み。
毛が濃い部分ほど
痛みが強い。
弱い/穏やか
痛みが苦手な方でも
受けやすい。
得意な
毛質
太く濃い毛 (ワキ、VIO、ヒゲなど)。 産毛や細い毛
色素が薄い毛
効果の
現れ方
早い。
施術後1〜2週間程度で
毛が抜け落ちることが多く、
効果を実感しやすい。
遅い。
施術後2〜4週間程度で
徐々に毛が抜け始める。
即効性は感じにくい。
施術時間 長め 短め

熱破壊式医療脱毛の徹底解説:仕組み・メリット・デメリット

熱破壊式で使用される主なレーザーの種類には、 アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーヤグレーザー などがあります。

レーザーの種類 代表的な機種の例 特徴
アレキサンドライト
レーザー
(755nm)
ジェントルレーズプロ、
ライトシェア デュエット
(一部)
など
濃く太い毛 への
効果が高い。
即効性が魅力。
ヤグレーザー
(1064nm)
ジェントルマックスプロ、
エリートIQ
など
波長が長く
皮膚の奥深くまで届くため、
根深いヒゲやVIOに
強い効果を発揮する。
ダイオードレーザー
(800~940nm)
ライトシェア デュエット、
メディオスター モノリス
(一部)
など
比較的幅広い毛質に
対応でき、
熱破壊式の中でも
痛みが穏やか な機種
が多い。

・太くて根深い毛 :ヤグレーザー(ジェントルマックスプロなど)

・太い毛で早く効果を実感したい :アレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズプロなど)

以下2つは最も多くのクリニックで導入され、高い実績を持つ代表的なシリーズです。

機種名 レーザーの種類 特徴
ジェントル
マックスプロ
アレキサンドライトと
ヤグ
の2種類を搭載
太い毛から根深い毛 まで
対応できる万能型。
ジェントル
レーズプロ
アレキサンドライト
のみを搭載
日本人の 濃い毛 との
相性が良く、
高い脱毛効果と
即効性が期待できる。

熱破壊式脱毛のメリット・デメリット比較表

項目 メリット デメリット
効果の
実感
早い
(施術後1〜2週間で
抜け落ちるため、
即効性がある)
施術時間が 長くなる
傾向がある
得意な
毛質
太く濃い毛
(ヒゲ、VIO、ワキなど)
に高い効果を発揮する
産毛(細い毛) には
効果が出にくい場合がある
痛み 比較的強い
(輪ゴムで弾かれた
ような痛み)
肌質 色黒肌や日焼け肌は、
やけどのリスク から
照射できない場合がある
毛の
抜け方
効果を視覚的に
実感しやすい
ター
ゲット
毛母細胞・毛乳頭を
瞬時に破壊するため、
根本的な効果が高い

熱破壊式はこんな人におすすめ

・短期間で脱毛効果を実感したい人

・ワキやVIO、ヒゲなど、濃く太い毛をしっかり脱毛したい人

・多少の痛みは我慢できる、または麻酔の使用を検討している人

蓄熱式医療脱毛の徹底解説:仕組み・メリット・デメリット

蓄熱式の機械は、主に ダイオードレーザー を搭載しているものが多く、低出力のレーザーを高速で連射することで熱をじっくりと溜め込みます。

ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの間に位置する、 バランスの取れた波長 のレーザーです。

医療脱毛の「蓄熱式」で代表的な機械は、主に以下のシリーズが広く知られています。

機種名 特徴
ソプラノ
シリーズ
ソプラノチタニウムは、
3つの波長
(アレキサンドライト・

ダイオード・
ヤグ)
を同時照射できる点が特徴で、
幅広い毛質・肌質に対応できる。
メディオスター
シリーズ
ダイオードレーザー。
メディオスターNeXT Proやモノリス

などがあり、
肌への負担が少なく、
痛みが穏やか。

蓄熱式脱毛のメリット・デメリット比較表

項目 メリット デメリット
痛み 非常に少ない
得意な
毛質
産毛(細い毛)にも効果
が期待できる
効果の
実感
遅い
(抜け落ちるまで
3〜4週間ほどかかるため、
即効性がない)
施術
時間
短い
(連続照射で
スピーディー)
技術 施術者の技術によって
効果に差が出ることがある

蓄熱式はこんな人におすすめ

・痛みに極度に弱い、痛みが不安で脱毛に踏み切れない人

・顔や背中など、産毛をきれいにしたい人

・色黒肌や日焼け肌で、熱破壊式の照射を断られた経験がある人

・全身脱毛など、施術時間を短く済ませたい人

脱毛に通う回数の違い

医療脱毛における 熱破壊式蓄熱式 は、最終的な脱毛完了までの回数には大きな違いがないとされています。

目的 回数目安
自己処理が
楽になる
3回〜5回
自己処理が
ほぼ不要になる
5回〜8回
つるつるの状態
を目指す
8回以上
部位 特徴 完了回数の目安
ワキ・
VIO・
ヒゲ
毛が濃く太い 5回以上
(特にヒゲは8回以上
かかることが多い)
腕・脚
(体毛)
標準的な太さ 5回程度
顔・背中 産毛が多く
色素が薄い
7回〜10回以上
かかることもある

Q&A

Q. 医療脱毛の主なリスクは何ですか?

A. やけどのリスクはあります。メラニン色素に強く反応するという特性から、 日焼け肌・色黒肌 では肌トラブルのリスクが高まります。

また、ほくろや濃いシミなど、メラニン色素が多い部分には、やけどのリスクを避けるために照射ができません。

毛嚢炎のリスクもあります。毛穴の奥にある毛包が炎症を起こし、ニキビのような白いブツブツができることがあります。

Q. 顔の産毛には熱破壊式と蓄熱式どちらがいいですか?

A. 顔の産毛は、体毛と比べて「細く」「メラニン色素が薄い」という特徴があり、一般的に 蓄熱式 の方が向いているとされることが多いです。

Q.  脱毛完了までの回数に違いはありますか?

A. 最終的な完了回数に大きな差はありませんが、 実感のスピードが異なります。

どちらの方式も、医療脱毛で自己処理がほぼ不要になる状態(目安)は 5回〜8回程度 です。

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