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オールタイトとは、DLTD(誘電加熱)技術によって、真皮から皮下の線維性組織、浅いSMAS付近まで熱を届けることを目的とした、切らないたるみ治療です。
フェイスラインや口横のもたつき、肌のハリ不足が気になる一方で、HIFUの痛みや頬コケが不安な方の選択肢になります。
ただし、どのようなたるみにも同じ効果が出る「万能な治療」ではありません。脂肪の量、皮膚のゆるみ、骨格、たるみの程度によって適した治療は異なります。
この記事では、オールタイトで期待できる効果、HIFU・高周波との違い、痛みやダウンタイム、デメリット、向いている人まで医師の視点で解説します。
| オールタイトと 代表的なたるみ治療痛み・価格を比較 |
||
|---|---|---|
| 治療 | 痛み | 1回料金 の目安 |
| オールタイト | 温かさが中心 比較的少ない |
いやしば美容皮膚科では 66,000円のところを 55,000円で導入 |
| HIFU | ズーンと ある |
約4万円〜25万円 |
| 高周波(RF) | 熱さを ある |
約8万円〜30万円 |
※HIFU・高周波の料金は目安です。料金・施術範囲・ショット数はクリニックによって異なり、痛みの感じ方にも個人差があります。オールタイトは当院の導入価格です。
オールタイトとは?DLTDで真皮から浅いSMAS付近を加熱する治療
オールタイトは、韓国のInnoxus社が開発した、40.68MHzの高周波を用いるたるみ治療機器です。
特徴は、DLTD(Dermis Layer Targeted Dielectric Heating System)と呼ばれる誘電加熱技術です。皮膚内の水分子を振動させて熱を発生させ、真皮、皮下の線維性組織、浅いSMAS付近まで広く加熱することを目指します。
皮膚表面を冷却しながら照射する設計のため、熱から表皮を守り、痛みを抑えながら施術を進めやすいことも特徴です。
たるみ治療の違いを理解するには、まずHIFUと高周波(RF)の役割を知ると分かりやすくなります。
HIFUとは?
HIFUは、超音波を一点に集中させ、主にSMAS筋膜などの狙った深さへ点状に熱を加える治療です。SMASとは、皮膚のさらに下にある筋膜の層で、顔の土台を支える役割を持っています。
土台から引き締めることで、フェイスラインや輪郭のリフトアップを目指します。一方、照射部位や出力が適切でない場合には、痛みや頬コケが気になることがあります。
高周波(RF)とは?
高周波(RF)は、電気抵抗によって皮膚内部に熱を発生させ、真皮から皮下組織を広く加熱する治療です。
コラーゲン線維の収縮や再構築を促し、口横のもたつき、下顔面のゆるみ、肌のハリ不足などの改善を目指します。
簡単に分けると、HIFUは狙った深さへ点状に熱を加える治療、高周波は真皮から皮下組織を面で加熱する治療です。
オールタイトとHIFU・高周波の違い
オールタイトは高周波を利用する治療ですが、一般的なRF機器とは異なる誘電加熱方式を採用しています。
HIFUのように一点へ高温の熱凝固点を作るのではなく、真皮から浅いSMAS付近までを比較的低い温度で広く加熱する設計です。そのため、「HIFUとRFをそのまま同時に照射する機器」ではありませんが、土台の引き締めと皮膚のタイトニングの両方を一度に狙うという考え方の治療です。
HIFU・高周波・オールタイトのどれが合うかは、たるみの原因によって変わります。脂肪の重みが強い方、皮膚のゆるみが中心の方、もともと顔の脂肪が少ない方では、同じ機器を使っても変化の出方が異なります。
治療方法を詳しく比較したい方は、HIFUと高周波の違いを解説した記事もご覧ください。
オールタイトの効果
オールタイトで期待できる主な変化は、フェイスラインの引き締め、頬や口横のもたつきの改善、肌のハリ感アップです。
真皮から浅いSMAS付近までを広く加熱することで、深い層だけ、あるいは皮膚表面だけではなく、中顔面から下顔面の印象をまとめて整えることを目指します。
たとえば、次のような変化を目指します。
- フェイスラインがすっきり見える
- 下顔面の重たさが軽く見える
- 口横のもたつきが目立ちにくくなる
- ハリ感が出て顔全体が引き締まって見える
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オールタイトのメリット
1. 複数の層へまとめてアプローチできる
真皮から皮下の線維性組織、浅いSMAS付近までを一度に加熱するため、肌のハリと輪郭の引き締めをまとめて狙えます。
複数の治療を組み合わせることが難しい方にも検討しやすい選択肢です。
2. 痛みに配慮した設計
ただし、骨に近い部分などでは熱さや刺激を感じることがあり、痛みの感じ方には個人差があります。
3. ダウンタイムを抑えやすい
施術後に軽い赤みや熱感、むくみが出ることがありますが、多くは一時的です。皮膚の状態に問題がなければ、施術後から日常生活へ戻りやすい治療です。
4. 脂肪への影響を抑えるよう設計されている
オールタイトは、水分を多く含む真皮や線維性組織を選択的に加熱し、脂肪組織への熱の影響を抑えることを目指した設計です。
顔の脂肪が少なく、HIFUによる頬コケが心配な方では検討しやすい治療ですが、頬コケのリスクが完全にゼロになるわけではありません。施術前に脂肪の量と照射部位を確認することが重要です。
HIFU後の頬コケが気になる方は、ハイフで老けて見える原因と回避策も参考にしてください。
オールタイトのデメリットと注意点
オールタイトにも、施術前に知っておきたいデメリットがあります。
- 日本で導入されてからの期間が短く、長期的な臨床データがまだ限られている
- 1回で得られる変化や持続期間には個人差がある
- 重度のたるみでは、照射治療だけでは変化が不十分なことがある
- 赤み、熱感、腫れ、むくみ、圧痛などが生じる可能性がある
- まれに水疱、やけど、色素沈着などの皮膚トラブルが起こる可能性がある
- 状態を維持するために複数回の施術やメンテナンスが必要になることがある
施術直後の変化だけを見て判断せず、写真を同じ条件で撮影し、数週間から数カ月の経過を確認することが大切です。
オールタイトが向いている方
- フェイスラインや口横の軽度から中等度のもたつきが気になる方
- 肌のハリ不足と輪郭のゆるみを同時にケアしたい方
- HIFUの痛みや頬コケが不安な方
- ダウンタイムを長く取りにくい方
- 切る治療や針を使う治療を避けたい方
オールタイトが向いていない可能性がある方
- 外科的治療を検討するほど強いたるみがある方
- 1回で大きく、永続的な変化を希望する方
- 妊娠中の方
- ペースメーカーなどの埋込型医療機器を使用している方
- 照射部位に強い炎症、感染、傷がある方
持病、内服薬、糸リフトや他の照射治療の施術歴によっても判断が変わります。該当する場合は、必ず診察時に申告してください。
オールタイトの料金
いやしば美容皮膚科の導入価格
施術範囲や照射量は、顔の脂肪量、たるみの部位、肌の状態を診察したうえで調整します。
まとめ
オールタイトは、誘電加熱によって真皮から浅いSMAS付近までを広く加熱し、フェイスライン、口横のもたつき、肌のハリ不足をまとめて改善することを目指す治療です。
痛みに配慮され、ダウンタイムを抑えやすい一方で、効果の程度や必要な回数には個人差があり、長期的な臨床データもまだ限られています。
自分に合うたるみ治療が分からない方は、顔の脂肪量やたるみの原因を診察したうえで、HIFUや高周波を含めて比較することが大切です。オールタイトが適しているか気になる方は、いやしば美容皮膚科へご相談ください。
よくある質問
オールタイトとHIFUはどちらがよいですか?
どちらが優れているというより、たるみの原因によって向き不向きが異なります。脂肪の重みや深い層の下垂を狙いたい場合はHIFU、皮膚のゆるみやハリ不足もまとめて改善したい場合はオールタイトが候補になります。診察で脂肪量や骨格を確認して決めることが大切です。
オールタイトは1回でも効果がありますか?
施術直後から引き締まりを感じる方もいますが、効果の程度には個人差があります。コラーゲンの再構築に伴う変化は、数週間から数カ月かけて現れることがあります。必要な回数は、たるみの程度や希望する変化によって異なります。
オールタイトの痛みはどのくらいですか?
温かさや熱感が中心ですが、骨に近い部分では刺激を感じることがあります。研究では痛みが少なかったと報告されていますが、出力、照射部位、痛みへの感じ方によって異なります。
オールタイトで頬コケは起こりませんか?
脂肪への影響を抑えるよう設計されていますが、頬コケのリスクがゼロとは言い切れません。もともと顔の脂肪が少ない方は、頬の中央を避けるなど、照射部位と出力を慎重に決める必要があります。
施術後すぐにメイクできますか?
肌の状態に問題がなければ、施術後からメイクできる場合があります。赤みや熱感が残っているときは、強くこすらず、医師やスタッフの指示に従ってください。
