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シミ治療

【肝斑とシミ の見分け方】医師の判断必須?!見分け方から治療法まで徹底解説

肝斑と一般的なシミを見分けるための主なポイントは、
「対称性」「形(輪郭)」「できる場所」 の3つです。

間違った治療をすると肝斑は悪化するリスクがあるため、
自己判断せずに皮膚科や美容クリニックで診断を受けることが大切ですが、
自宅でチェックできる特徴をまとめました。

肝斑と一般的なシミ(老人性色素斑)の見分け方

比較項目 肝斑 (かんぱん) 一般的なシミ
(老人性色素斑)
1. 発生部位と対称性 両頬骨 等、
左右対称 に出現。
額や口周りにも拡散。
紫外線が当たる場所
ならどこでも発生。
左右非対称 が多い。
2. 形と輪郭 もやもや と広がる。
輪郭が不明瞭。
円形や楕円形
ポツポツと現れる。
輪郭が
はっきり
3. 色調 淡い褐色 濃い茶色や黒色で、
比較的
色が濃い
4. 主な原因 女性ホルモン の乱れが主。
摩擦や紫外線も悪化要因。
紫外線 による
ダメージの蓄積が主。
5. 好発年齢 30代~50代 の女性。 30代後半以降、
加齢 とともに増える。

特に注意!
一般的なシミ治療(高出力レーザーなど)は、肝斑を悪化させてしまう可能性があるため、必ず専門の医師による診断を受けて、適切な治療(内服薬やトーニングなど)を選ぶ必要があります。

それぞれ出やすい人の特徴

項目 肝斑が出やすい人・要因 シミが出やすい人・要因
主な原因 女性ホルモンの乱れ
肌への慢性的な刺激(摩擦)
紫外線
紫外線 の蓄積ダメージ、
加齢 によるターンオーバーの低下
性別・年代 30~50代前半の女性
に圧倒的に多い
(男性は稀)
40歳以降 の男女
(早くて20代後半から)
内的な特徴 妊娠中、ピル服用中、
更年期 ストレス が多い人、
睡眠不足 がちな人
特になし
(加齢と紫外線の影響大)
生活習慣 肌を強くこする 癖がある人
(摩擦刺激)
紫外線対策
長期間怠ってきた人、
屋外活動が多い人
症状の傾向 左右対称に、
もやっと広がる
(頬骨、額など)
境界がはっきり、
単発でできることが多い
(顔、手の甲、腕など)

⇒「肝斑(かんぱん)」と「老人性色素斑(一般的なシミ)」は性質が異なります。

診断や治療法を間違えると悪化するリスクがあるため、自己判断せず皮膚科専門医への相談が最も重要です。

治療を検討すべき段階

治療検討の
ポイント
肝斑(かんぱん) 老人性色素斑(一般的なシミ)
治療開始の
目安
目立ち始めたらすぐに 気になるシミができたら
初期段階の
対処
最優先で刺激を避ける
内服薬の検討。
紫外線対策を強化
専門医への
相談
自己判断が最も危険なため、
初期の段階で専門医に相談
早く確実に除去したい 場合。多発している場合。
治療
の緊急度

刺激を避けつつ内服・外用薬
で炎症を抑える
のが基本。

適切な時期にレーザー治療
を検討。
治療の種類 内服薬と外用薬が基本。
低刺激な治療 を慎重に検討。
レーザー治療 や光治療、
外用薬など。

【重要】

特に肝斑は、市販のシミ対策製品や自己流の強いマッサージなどで 悪化しやすい ため、「濃くなり始めた」「左右対称に出てきた」と感じたら、 刺激を避けてすぐに専門医の診察を受ける ことが、早期改善への近道となります。

代表的な治療方法

治療項目 肝斑の治療法 シミの治療法
内服薬 トラネキサム酸
ビタミンC
ビタミンC
L-システイン
レーザー ピコトーニング (低刺激) Qスイッチレーザー ピコスポット
外用薬 ハイドロキノン
トレチノイン
ハイドロキノン
トレチノイン
その他 ケミカルピーリング
イオン導入
光治療(IPL)
液体窒素凍結療法
目的 悪化させずに
穏やかに色素を抑制し 維持
メラニンを
一気に破壊 し除去

間違った判断、不適切なセルフケアをしていた場合

もし自分でシミと肝斑を間違えて判断し、不適切なセルフケアや医療行為を行ってしまった場合、特に以下のようなリスクが生じます。

1. 肝斑を「シミ」と間違えた場合(最もリスクが高い)

肝斑は刺激に弱く、 炎症を起こすと悪化する 性質があります。

間違えた行動 結果として起こりうること
高出力レーザー
照射
肝斑の悪化
レーザーを当てた部分が
治療前より濃くなる
リスクが非常に高まる。
強い摩擦
(マッサージ等)
肝斑が濃く、広範囲に悪化 する原因になる。
刺激の強い化粧品 肝斑の悪化、 新しいシミを誘発 する可能性がある。
放置
(間違ったケアの
継続)
治りにくく長期化 する可能性がある。

2. シミ(老人性色素斑)を「肝斑」と間違えた場合

老人性色素斑は構造が異なるため、肝斑向けの治療では効果が得られにくいことがあります。

間違えた行動 結果として起こりうること
肝斑向け内服薬
のみ
シミが薄くならず、治療効果が遅れる
低出力レーザー
の継続
治療回数と期間が無駄に長引く可能性がある。
放置
(適切なレーザー
治療の先送り)
時間とともに 濃くなったり、
盛り上がってイボになったりする
可能性がある。

【間違いに気づいた場合の対処法】

最も重要なのは、 自己判断を止め、すぐに専門家(皮膚科医・美容皮膚科医)の診断を受けること です。

1,すべての刺激をストップする

2,専門医に相談する

3,医師の指示に従う

正確な診断なくして、適切な治療は始まりません。

不安な場合は、必ず医療機関を頼ってください。

まとめ

1. 肝斑の特徴と注意点

肝斑 は、主に 女性ホルモンの影響肌への摩擦 が原因で、30代から50代の女性に多く見られます。

【最も重要な注意点】

肝斑は 刺激に非常に弱い ため、 高出力のレーザーや光治療を行うと、かえって症状が悪化し、濃くなってしまう リスクがあります。

刺激を徹底的に避け 、内服薬と外用薬で炎症を抑えながら改善を図ることが重要です。

2. シミの特徴と注意点

シミは、主に紫外線の蓄積と加齢 が原因で、40代以降の男女に多く見られます。

こちらは レーザー治療が効果的 ですが、肝斑が混ざっていないか診断することが重要です。

3. 共通の結論

ご自身のシミがどちらのタイプか 自己判断するのは非常に危険 です。

必ず皮膚科医や美容皮膚科医の診断を受け、適切な治療法を選択 することが、最も早く、きれいに改善するための唯一の方法です。

肝斑とシミに関するQ&A

Q1: 自分でシミだと思ってレーザー治療をしたら濃くなりました。どうすればいいですか?

A: それは 肝斑だった可能性が非常に高い です。

【対処法】 すぐにレーザー治療を中断し、皮膚科・美容皮膚科で正確な診断を受けてください。

Q2: 左右対称にあるシミは、必ず肝斑ですか?

A: 肝斑である可能性が非常に高い ですが、必ずしも断定はできません。

左右対称で輪郭がぼんやり している場合は、肝斑の可能性を第一に考え、刺激を避けるようにしましょう。

Q3: 肝斑は、紫外線対策だけで改善しますか?

A: 紫外線対策は必須ですが、それだけでは改善が難しい ことが多いです。

【対策】 トラネキサム酸などの内服薬 による体内からのアプローチや、ハイドロキノンなどの 外用薬 を併用することで、より効果的な改善が期待できます。

Q4: シミ(老人性色素斑)は、内服薬だけで消えますか?

A: 薄くなることは期待できますが、「完全に消す」のは難しい です。

【最適な治療】 第一選択は、ピンポイントでメラニンを破壊するレーザー治療となります。

Q5: 肝斑を悪化させる生活習慣にはどんなものがありますか?

A: 以下の習慣は悪化要因となるため注意が必要です。

①摩擦 :洗顔時やメイク時、タオルで拭くときに 強くこする 行為。

②ホルモンの乱れストレス の蓄積や 睡眠不足

③紫外線 :紫外線対策を怠ること。

④不適切な治療 :肝斑と知らずに 高出力のレーザー治療 を受けること。

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