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大人ニキビの治し方:「保湿」と「皮膚科受診」が鍵!原因と正しいケア方法を解説

大人ニキビは、思春期ニキビとは原因や治し方が異なる場合があります。

ホルモンバランスの乱れや乾燥、ストレスなど複数の要因が絡み合うため、多角的なアプローチが重要です。

ここでは、 「セルフケア」「皮膚科での治療」「生活習慣の見直し」 の3つの側面から、大人ニキビの治し方を簡潔にまとめます。

大人ニキビの治し方:3つのアプローチ

アプローチ 目的 具体的な内容
1. スキンケア 肌バリア機能
の維持
刺激の少ない洗顔で 清潔 に保ち、
徹底的な保湿 を行う。
紫外線対策も必須。
2. 医療 炎症の鎮静と
根本改善
【保険】ニキビを改善し悪化を防ぐ
【自費】ニキビ跡や難治性ニキビを集中的に改善。
3. 生活習慣 体の内側から
の調整
質の高い 睡眠
ビタミン類を意識したバランスの良い食事
ストレスの管理 を徹底する。

この3つのアプローチを複合的に行うことが、大人ニキビの改善と予防に最も効果的です。

1. スキンケアの見直し(保湿と清潔を重視)

ポイント 詳細
正しい洗顔 刺激の少ない洗顔料をしっかり泡立て、
こすらず優しく 洗う。
熱すぎない
ぬるま湯 ですすぎ残しがないように徹底。
徹底した保湿 ニキビ肌の 大敵は乾燥 です。
洗顔後はすぐに化粧水で水分を与え、
乳液やクリームで油分を補って水分の蒸発を防ぐ。
(過剰な油分は避ける)
日焼け止め 紫外線はニキビを悪化させ、
ニキビ跡の色素沈着の原因になるため、
年間を通して紫外線対策 を行う。

2. 医療機関での治療(皮膚科・美容皮膚科)

治療の
種類
役割 治療例
保険診療 炎症のあるニキビ そのものを治療。
費用負担が少ない。
塗り薬
(ディフェリン、ベピオ等)
内服薬
(抗菌薬、ビタミン剤等)
自費診療 ニキビ跡の治療や、
難治性のニキビ に集中的にアプローチ。
ケミカルピーリング、
レーザー治療、
LDM、
イソトレチノイン内服等。

アドバイス: まずは皮膚科で保険診療の治療を受け、それでも改善が乏しい場合やニキビ跡が気になる場合は、 自費診療の併用 を検討することが効果的です。

3. 生活習慣・食生活の改善(体の内側からケア)

・十分な睡眠: 睡眠中に分泌される 成長ホルモン が肌の修復と再生を促すため、質・量ともに十分な睡眠をとる。

・バランスの取れた食事: 糖質や脂質の摂りすぎに注意し、 ビタミンB群ビタミンC を意識して摂取する。

・ストレス管理: ストレスはホルモンバランスを乱し、ニキビを悪化させる原因となるため、自分に合った方法でストレスを解消する時間を作る。

大人ニキビに保湿が必要不可欠な理由

項目 乾燥による影響 ニキビへの悪影響
毛穴の詰まり ターンオーバーが乱れ、
角質層が硬く厚くなる
毛穴が塞がれ、
皮脂が詰まって
ニキビを発生 させる。
皮脂の分泌 肌の乾燥を防ぐため、
逆に
皮脂が
過剰に分泌
される。
毛穴の詰まりと
過剰な皮脂で
ニキビが悪化 し、
治りにくくなる。
肌の抵抗力 肌の バリア機能が
低下
する。
炎症が悪化 したり、
ニキビ跡が残りやすくなる。

大人ニキビのケアでは、皮脂を取りすぎるケアは逆効果になりやすく、 「十分な保湿」によって肌のターンオーバーを正常化し、バリア機能を整える ことが最も重要です。

保湿を行っても症状が繰り返されるようであれば、皮膚科の受診をおすすめします。

今すぐできる大人にきびの改善策と予防方法

対策
カテゴリー
具体的な行動 避けるべき行動
スキンケア 1. 優しく洗顔
刺激の少ない洗顔料を
よく泡立て、
肌をこすらずに洗う。
ぬるま湯で十分すすぐ。
1. 洗いすぎ
1日2回以上の洗顔。
ゴシゴシこする。
熱いお湯を使う。
2. 徹底保湿
洗顔後すぐに
化粧水で水分を補給。
乳液やクリームで蓋をする。
2. 保湿不足
化粧水だけで済ませる。
皮脂を気にして保湿を怠る。
3. ノンコメドジェニック
ニキビができにくい処方の
製品を選ぶ。
3. 油分過多
重いオイルやクリームを
ニキビの部分に塗りすぎる。
生活習慣 1. 質の良い睡眠
十分な睡眠時間を確保し、
生活リズムを整える。
1. 睡眠不足・夜更かし
肌の再生を妨げる。
2. バランスの良い食事
タンパク質、野菜、
ビタミン(B群、C、E)
を意識して摂る。
2. 偏食
糖質や脂質の多い食事や
アルコールを摂りすぎる。
3. ストレス発散
ウォーキングなどの
適度な運動を取り入れ、
ストレスを解消する。
3. 過度なストレス
ホルモンバランスの乱れを
引き起こす。
外部刺激 1. 清潔に保つ
顔に触れるものをこまめに
清潔にする。
1. ニキビを触る・つぶす
悪化や色素沈着の原因になる。
2. 紫外線対策
肌に優しい
日焼け止めを使用。
2. マスクの摩擦
サイズが合わないマスクや、
肌への刺激が強いものを
長時間着用する。

まとめ:大人ニキビの 2つの重要ポイント

1、徹底した保湿

・大人ニキビは肌の 乾燥 が主な原因。

・水分不足でバリア機能が低下し、ニキビができやすくなります。

・洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、乳液やクリームでしっかり蓋をしましょう。

・油分を控えすぎず、水分と油分の バランスを整える ことが大切です。

2、「皮膚科」への受診

・セルフケアを続けても改善しない、同じ場所に何度もできる場合は、体の内側やホルモンに原因がある可能性があります。

・自己流で悪化させたり、ニキビ跡を残したりする前に、 専門的な治療 を受けましょう。

大人ニキビに関するQ&A

Q1. 思春期ニキビと大人ニキビの違いは何ですか?

A. 主に「できる場所」と「原因」が異なります。

・思春期ニキビ:主に皮脂分泌の多いTゾーン(額、鼻)にできやすく、主な原因は皮脂の過剰分泌です。

・大人ニキビ:頬、顎、口周りのUゾーンにできやすく、主な原因は肌の乾燥によるターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れなどです。

Q2. ニキビができている時でも、保湿はしっかりすべきですか?


A.
はい、 保湿は不可欠 です。

Q3. 食生活は大人ニキビに影響しますか?


A.
影響すると考えられています。特に以下の点に注意が必要です。

脂質、糖質の摂りすぎ: 皮脂の過剰分泌につながる可能性があります。

腸内環境の悪化 :便秘もニキビの原因になり得ます。食物繊維を多く含む根菜や海藻類を摂ることが大切です。

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